一般口座で売却した株式の取得価額の確認には、次の方法が認められています。
@取引報告書(取得時に証券会社から交付)
お客様の注文が成立した際に発行される書面です。
A顧客勘定元帳(取得時の証券会社へ請求)お客様のお取引に伴う精算金額等が記載された書類です。証券会社では、お客様の取引記録を10年間保存していますので、証券会社の「顧客勘定元帳」等を取り寄せることで取得価額をご確認できます。
B本人の手控え手帳や日記帳、預金通帳等のお客様ご自身の手控えで取得価額をご確認できます。また、手控えで取得時期のみご確認できる場合は、当該取得時期をもとに取得価額を算定します。
C名義書換日証券会社に取引記録がなく、お手元に手控えがない場合には、名義書換日を取得時期として、当時の統計情報から取得時期の市場の終値等を確認し、それを取得価額として算定します。名義書換日につきましては、発行会社の株主名簿管理人(信託銀行等)が交付する株主異動証明書等で確認することができますので、各株主名簿管理人(信託銀行等)へお問い合わせください。
※相続または贈与により取得した上場株式等の取得価額は、被相続人または贈与者の取得価額を引き継ぎます。
上記方法で取得価額がわからない場合は、「売却代金の5%に相当する金額」を取得費として損益を計算することができます。売却代金の95%が譲渡益とみなされ課税対象となります。
※上記以外の確認方法等、詳しくは最寄りの税務署にご相談ください。
国税庁-上場株式等の取得価額の確認方法